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LED電球で電気代を蛍光灯の半分以下に節約できる事を徹底検証

LED電球で電気代を蛍光灯の半分以下に節約できる事を徹底検証

LED電球が取りざたされて久しいですが、実際に電気代節約は可能なのか?
可能ならどれくらい節約できるかを、実際にLED電球を3個購入して検証してみました。

 明るさ及び発光効率

知っておく前提条件として、

  • 明るさを示すルーメン(単位:lm)
  • 1Wの電力でどれだけの明るさ(ルーメン)を出力できるかという発光効率(単位:lm/W)

の2つがあります。
電気代を節約するためには、lm/W の値が高い程良いという事になりますね。

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私がこれまで使用してきた白熱電球です。
100W型ですが、節電タイプなので消費電力は90Wです。
そして明るさは1520ルーメン[lm]

よってこの白熱電球の発光効率は
1520 / 90 = 16.89[lm/W]
という事になります。

日立LED電球「LDA11D-G/100C」の購入

そして実際にLED電球を購入する事になりました。
スペックで気にすべきは、やはり 発光効率[lm/W] です。

ダントツで発光効率が高い製品がありましたので購入しました。
それが日立の「LDA11D-G/100C」です。

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上述の100W型白熱電球と同じ1520lm でありながら、消費電力はわずか11.4W
つまり
1520 / 11.4 = 133.3lm/W
の省電力を誇ります。

この省電力度は他社を寄せ付けません。

白熱電球に比べて消費電力(電気代)は、約8分の1 になります。
寿命は、白熱電球1000時間に対してこちらは何と40倍の40000時間。

よって現在白熱電球を使用している場合は迷わずLED電球に交換した方が良いという事になります。

 丸型蛍光灯ペンダントより消費電力を節約できるか?

対白熱電球では、圧倒的な低消費電力を見せ付けました。
では、対蛍光灯ではどうでしょうか?

当方が所有する、丸型蛍光灯 40型 + 32型 のペンダントとの比較を行ってみました。

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40型蛍光灯(38W) と 32型蛍光灯(30W)の組み合わせで、合計68Wの消費電力となります。
気になる明るさと発光効率をチェックしてみると

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全光束は何と5670lm もあります。
日立LED電球1個と比較すると、
5670 / 1520 = 3.7倍
となります。

実際点灯している状態だととても明るいです。
来客の方からも「明るくていいね」と、よく言ってくれます。

消費電力68Wで5670lmを叩き出しているのですから、発光効率は
5670 / 68 = 83.4lm/W
となります。

日立LEDと発光効率を比較すると
83.4 / 133.3 = 62.6%
となります。

思ったより蛍光灯の発光効率が高いですね。
対白熱電球相手だと圧倒的なアドバンテージがあったのですが、対蛍光灯だとそこまで効率は良くないみたいです。

この蛍光灯ペンダントをLED電球に交換したとしても、電気代を半分まで下げる事は無理な気がしてきました。

そもそもLED電球1個だと 1520lm だから根本的に明るさが足りていないのでは?

3灯ペンダントライトの購入

その不安を払拭する物を発見しました。
電球が3個セットできるペンダントライトです。

REUDO製・E26口金3灯式ペンダントライト
RE-3CDL
です。

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画像の様にケーブルのない天井直付タイプですので、普段紐を引っ張って点灯・消灯する時はもちろん、地震時でもグラグラせずに安心です。

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  • E26口金電球が3個(それぞれ60Wまで)
  • E12口金常夜灯を1個(10Wまで)

と、合計で最大190Wまでの設計となっています。

メーカー保証が購入日より1年間あります。

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各ソケット60Wまでですので、80Wとか100Wの白熱電球とかを取り付けるのは無理ですが、LED電球なら全く問題無ですね。

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LED電球を2個挿入し、天井シーリングに接続した図。
360°回転させる事ができるので、シーリングに接続した後に回転させて好きな位置にする事ができます。
左画像と右画像とで位置が違うのがご確認いただけると思います。

上図の様に、日立LED電球を2個設置した状態で点灯。
1個1520lm ですから、2個で3040lm。
明るさの絶対値では蛍光灯ペンダントには全く及びませんが、どうなるもんでしょうか。

おおお?
思ったより明るい。
というか、蛍光灯ペンダントと遜色ありません。

40型 + 32型蛍光灯ペンダント(68W、5670lm)

日立LED2個(22.8W、3040lm)
が、ほぼ同じ明るさを発揮しているのです。

明るさは同じなのに、消費電力はわずか3分の1となります。

これは思った以上の節約になりました。

しかし、5670lm と 3040lm という数値差ですので、明るさはわずか53.6%しかないはずです。
それなのに、何故ここまで健闘できるのでしょうか。

LED電球が明るい理由

下図、日立LEDのパッケージに書かれている「光の広がり方」から考察してみました。

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白熱電球や蛍光灯は、全方向360°に光が広がります。
つまり天井方向へも光が拡散されてしまいます。

それに対してこの日立LED電球は、広配光タイプです。
広配光タイプは、画像から分かる通りおおむね 180°から220°位です。
(この角度はメーカーや製品によって差はあります)

よって天井方向への無駄な光の拡散が行われないため、53.6%の明るさしかないハンデをものともしていないのではないでしょうか。
そして蛍光灯ペンダントが傘状のカバーで覆われている理由は、そういった天井への無駄な拡散を防いで、下方向へ光を集めるためなのです。

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実際にこの様にカバーをかけてみると、蛍光灯ペンダントの方が明るくなりました。
カバーがかかった蛍光灯ペンダント > LED電球2個
となるわけです。

こういったカバーがかかった状態が普通なので、LED電球2個では「カバーがかかった蛍光灯ペンダント」と対等の明るさを提供できていないという事になります。
これでは「3分の1の消費電力で同じ明るさ」を提供しているとは言えません。

3個の LDA11D-G/100C で対抗

ソケットにはまだ1個空きがあります。
残った空きにも日立LEDを設置してみました。

この状態で電気を付けてみると、「カバーがかかった蛍光灯ペンダント」より随分明るくなりました。

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LED電球3個 > カバーがかかった蛍光灯ペンダント
となったわけです。

消費電力の比較を行ってみると
40型 + 32型蛍光灯ペンダント(68W、5670lm)
に対し
日立LED3個(34.2W、4560lm)
となります。

つまり、消費電力半分で、はるかに明るい光を提供しているという事です。

LED電球に交換して電気代を節約する方法・まとめ

  • 蛍光灯は以外と高い発光効率(80lm/W程度)を持っているので、並みのLED電球の発光効率(100lm/W程度)ではほとんど節約にならない。
  • 今回使用した「LDA11D-G/100C」の133lm/Wはダントツの発光効率を持っているので、この製品一択といえる。
  • LED電球が全方向タイプだと天井方向への光の拡散が行われてしまうので、広配光タイプをチョイスして下方向へ光を収束させる。
  • 白熱電球をLED電球に変える場合は、あまり考えなくても良い。どのような物をチョイスしても圧倒的に消費電力が減るから。

電気代を節約し、そのお金で日本の電気メーカーに頑張ってもらいたいという考えの方にはとても有効な節約方法だと思います。

よろしければコメントをどうぞ

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